愛読していたマンガに新刊が出たので、駅中の本屋へ寄りました。
駅中ということもあって、本屋の人口密度は結構あります。
レジも4つほど設けられていて、一番奥のレジに通されました。
2冊ほどレジのカウンターに積み重ねました。
店員「お会計420円になります」
ちょっと待て。
そんな安いマンガ本がどこにあるんだ?買うのは2冊だぞ。
思わず顔を上げて見ると、見た目高校生の店員でした。
動作もどことなく板につかない感じで、傍らには面倒見役っぽい店員がいたので、バイトなのだと思います。
おいら「えっ、420円でいいんですか?」
バイト「えっ」
おいら「えっ」
バイト「…420円になりますが?」
あ、分かってないなと思いつつ(レジに出す時2冊重ねて出してしまったので、1冊と勘違いされてしまったのだと思う)、注意してあげることにしました。
おいら「本を2冊渡したのですが」
それでも一瞬キョトンとしていた彼女ですが、すぐに間違いに気づいて対応してくれました。
バイト「すみません!教えてくださりありがとうございました!こちらカバーをお付けしますか?」
おいら「あ、お願いします」
余談ですが、この本屋さんはマンガにもカバーをかけてくれます。
自分はこういうものに遠慮しない性格なので、いつもカバーを付けてもらってます。
代金入力寸前までレジを操作してしまったのか、取り消しの操作にあたふたするバイトさん。
先ほどのプチトラブルのせいで、ちょっぴしタイムロスです。
焦っているのと、不慣れなレジの操作で手が止まっているバイトを見かねて、後ろにいた別の店員さんが手伝ってくれてました。
そのとき「(客の)お会計やってちょうだい」と言われたようで、バイトさんが思い出したように読み取り機を本にあて、申し訳なさそうに
バイト「840円になります」
お、今度はちゃんと金額が合ってるな。良かった良かった。
うんうん。慣れないうちは少しのミスでも焦っちゃうよね。
混乱してしまうものだよね。
別にたいしたことじゃなくて良かったね。
ここは客が多いけど、頑張って立派な従業員になるんだよ。
ダメな子ほど愛しく思う親の心情を想像し、満面の笑みでカウンターに
1000円札を2枚放り込みました。
気づいたのは家に帰ってレシート見てからです。
思ったより大きな釣り銭の額を見て、自分も恥をかいていたことに気づきました。
死にたい。